どうもみなさんお疲れ様です。
ソファに座っただけで「あんたの臭いがつく!」と妻に小言を言われる男、ゴーシです。
ファブリーズ必須。
話は変わりますが、僕は普段からしょっちゅうシェリーの名前を呼びます。
特に用がなくても、なんと無く声をかける感じで名前を呼んだり、鼻歌まじりにシェリーの名前を口にしたりしています。
そんなある日、我が妻から突然の『シェリーの名前呼び制限令』が発動。妻曰く、
「あんまり名前を呼びすぎると、自分の名前だと気付かなくなるから」だそうな…
そんな事あるんかいな?
個人的には愛情表現の一種だと思っていたけれど、ホントは呼びすぎたらダメなのかな?
…と、気になったので今回も調べることにしました。
ではいこう‼︎
ワンコにとっての『名前』とは?
ではまず、ワンコにとって名前とはどんなものなのか?ちゃんと自分の事だと分かっているのか?という疑問について。
結論から言うと、ワンコにとっての名前とは『自分の事に関する合図』として認識しているそうです。
人間でもワンコでも名前を呼ばれた際に反応するのは同じですが、人間は名前を呼ばれると自分の事だと認識して反応します。
しかしワンコの場合、名前を呼ばれたからといって、それが自分の事であるという認識はありません。
まぁ、そもそも「名前」という概念は人間が作り出したルールですから、ワンコには通用しないですよね。
ではなぜ、名前というものを分かっていないのに反応してくれるのか。
それは、ワンコにとっての「名前」は『待て』や『お座り』、『お手』などのコマンド(命令)の一種として認識しているからだと言われています。
どんなに賢いワンコでも、初めからお手やお座りが出来るワンコはそうそういません。
何度も繰り返し言葉を発しながら、動作を覚えさせていきますよね。
名前もそれと同じで、繰り返し呼ぶ事で「呼ばれた名前の意味は分からないけれど、この言葉(音)が聴こえたらご主人の方を向けば喜んでもらえる」とワンコは記憶し、結果的に名前を呼べば反応してくれたり、飼い主さんの方へ寄ってくるといった行動に繋がっているのです。
健気だ…
名前を呼んでもワンコが反応しない!?
では続いて本題。名前を覚えているはずのワンコが、呼んでも反応しなくなるパターンについてです。
僕の「シェリー連呼癖」はこのパターンに当てはまってしまうのでしょうか…
①あだ名で呼んでいる
例えば、我が家の場合で言うと「シェリー」という名前だけでなく「シェリーちゃん」や「お姉ちゃん」など、様々な呼び方をしてしまっている時。
人間であれば「〜くん」とか「〜さん」と呼ばれても自分の事だと分かりますが、ワンコにとっては別の言葉として認識してしまうのです。
その為、本来の名前ではなくあだ名で呼んでしまった場合は、ワンコは混乱してしまい反応できない、という状態になってしまいます。
家族間でも、なるべく呼び方は統一しておいた方が良さそうです。
②本当に聴こえていない
遊びに夢中になっていたり、ご飯を食べていたりなどワンコが集中している時は、そもそも聴こえていない場合があります。
人間でもそうですけど、何かに集中している時って、なかなか気付けなかったりしますもんね。
またワンコの老化によって耳が遠くなっている場合でも、当然ながら反応しない(聞こえていない)事もありますので、名前を呼んでも反応がない時はすぐに叱るのではなく、ワンコの状態も考慮しましょう。
③体調が悪い
これも人間と同じく、体調が悪い時には反応したくてもできない、もしくは反応が薄い場合があります。
ワンコが爆睡しているならまだしも、そうでないのにうずくまって反応しない・反応が薄い場合は体調不良を疑ってみましょう。
常日頃から愛犬を観察していれば、名前を呼んだ時の反応だけでも愛するワンコの体調の変化に気づいてあげられるかもしれません。
④単に無視してる
ワンコだって生き物。機嫌が悪い時や不貞腐れてる時などは、飼い主さんの呼びかけだって無視だってする事があります。
(実際、うちのシェリーは天や海、白を抱っこしてたりすると露骨に不貞腐れてこちらを無視します)
また、過去に「名前を呼ばれてついて行ったら病院に連れていかれた」、「名前を呼ばれながらめちゃくちゃ怒られた」など名前と紐づけられたネガティブな記憶があると、ワンコはあえて聞こえないふりをする事もあるそうです。
その為、名前を呼ぶ時には「褒める」「おやつをあげる」などポジティブなイメージがつくような行動とセットにし、逆に怒ったり叱ったりする時にはなるべく名前を呼ばない、と意識した方が、ワンコは自分の名前に対してポジティブなイメージを持ってくれるので、しっかりと反応してくれるようになります。
⑤名前の呼びすぎ
さて、いよいよ僕が最も知りたかったこのケース。
大手ペット情報サイトの『わんちゃんホンポ』さんによると…
普段の生活でお友達が来たとき、また家族と話してるときに犬の名前を何度も言ってませんか?実際犬に向かって名前を呼んでるわけではなくても、犬は自分の名前が呼ばれてるのを理解しています。これは、犬の自分の名前への反応を弱めてしまう結果になるといわれています。
飼い主が安易に犬の名前を連呼するのも、気を付けなければいけません。
………。
呼んでも無反応な愛犬の名前を何度も何度も呼ぶと、どうなるのでしょうか?
名前を呼ばれても1回では反応しなくなってしまい、連呼しないとこちらに注目しなくなってしまうのです。
また、名前を連呼されているうちに「注目!」というコマンドの意味合いが薄れてしまい、やがて犬は名前を自分とは無関係なものと学習してしまうことも。そうなると、名前を呼んでも無視するようになってしまいます。
…ええ、はい。皆さん言いたいことは分かっていますよ。僕が間違っていたと。
引用させていただいた記事を読むと、どうやら妻の言う通り、何度も何度も名前を呼んでしまうことで、その言葉の意味や重要性が薄れてしまうようです。
日常的な生活音の一種だと思われちゃうって事かな。
トホホ…(昭和感)
まとめ
今回は、ワンコにとって名前はどのようなものなのか、そして妻の言う『名前の呼びすぎはダメ』と言うのが本当なのかを確認する為、名前を呼んでも無視されるパターンについて調べてみました。
結果は見事に妻が正解。
僕の行動はシェリーにとってマイナスでした…。
しかしながら、愛犬の名前を呼びながら褒めてあげたり、優しく話しかけるのが愛犬との大事なコミュニケーションの一つである事に変わりはないので、今後は無駄に名前を呼びすぎないよう注意しながらシェリーとの絆を深めていきたいと思います。
これからもよろしくね!シェリーちゃん!(あ!あだ名は厳禁だったわ…)
(↑ちゃんと呼ばなきゃダメよ!なシェリー)
今回の参考サイト:
犬が呼んでも来ない!無視される8つの理由 しつけ方と対処法 | わんちゃんホンポ
愛犬をあだ名で呼び続けるべきではない『2つの理由』 自分の名前をきちんと認識しない可能性も | わんちゃんホンポ
犬は犬自身の名前を認識・覚えることができるの?そのメリットや注意点など。|【ドッグトレーナー監修】お役立ち記事
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