どうもみなさんお疲れ様です。
うつ伏せで寝てもいびきをかくという、人体構造を無視するスキルを持つ男、ゴーシです。妻激怒です。
今回は久々にワンコとニャンコの話題です。
天が我が家に来たばかりの頃は、当然子猫でしたので子猫用のご飯を与えていました。
カイを我が家に迎えた時にも、まだ天も子猫でしたので子猫用のご飯で問題ありませんでした。
しかし、ハクが我が家に参入した時には、すでに天とカイは成猫。
その為、天とカイは成猫用、ハクは子猫用のご飯と分けていましたが、実際にはハクは成猫用のご飯食べちゃうし、天は子猫用のご飯を食べてしまうし、人間は人間(僕)で成猫用と子猫用間違えそうになるしでバタバタでした。
しかしここでふと疑問。
成猫用と子猫用って、具体的に何が違うのでしょうか?
おそらく子猫用の方が栄養素が多いとかそんなもんだと思っていましたが、具体的には分かっていない。
天とハクのように、年齢に合っていないご飯を食べてしまった場合のリスクは何があるのか?
今回はそんな疑問について調べてみました!
子猫用と成猫用のご飯の違い
実は、子猫用のご飯(フード)と成猫用のご飯は、『ペットフード公正取引協議会』によって成分の基準が決められています。
細かな成分の違いについてはよく分からない細かい話になるので割愛し、特徴だけ見ていこうと思います。
では早速、それぞれの年齢ステージ別のご飯の特徴について調べてみましょう。
子猫用ご飯の特徴
子猫の場合は生後12ヶ月ごろまでは体が急激に成長しますので、その分エネルギー(カロリー)を必要とします。また全てが目新しく新鮮に映るため、何にでも興味を持ち動き回ることも多く、そこでも多くのエネルギーを消費します。
その為ご飯もたくさん食べなければなりませんが、子猫が故にまだ胃も小さく、また消化器官も未成熟な為、量もそう多く食べられません。
さらに免疫力もまだ弱い為、免疫をサポートし健康を維持する成分も不可欠です。
その為、子猫用のご飯の特徴としては以下になります。
- 高タンパク・高カロリー
- 消化しやすい
- 免疫力をサポートするビタミンが豊富
- 骨や歯の成長を助けるカルシウムも豊富
人間でもそうですが、子供のうちは少量でもしっかりと栄養が取れる、体を作る事を目的としたフードになっているんですね〜。
成猫用ご飯の特徴
では対する成猫側はどうでしょう。
ニャンコに必要な栄養素自体は、子猫も成猫も大きな違いはありません。しかし、必要な量は変化します。
体が完成されてくるにつれて、体力もついてきます。また体力を温存する方法、効率的な動き方も身についてくるので、子猫の頃ほどのカロリーやたんぱく質は必要なくなってきます。
その為、成猫用のご飯の特徴としては、
- 低カロリー・低脂質
- 必要な栄養素に加えて、『毛玉対策』『避妊・去勢後用』などバリエーションが豊富
このようになります。
必要な栄養素は押さえつつも、過剰なカロリーや脂肪分を抑えて太りにくく。さらには、よりそのニャンコの個性や特徴にあったフードが選べるよう、種類も多くなっています。味の種類も豊富ですしね。
子猫用と成猫用フードでは、含まれる栄養素自体に違いは無いものの、その量やバランスを調整してあるんですね〜。
間違ったご飯を食べてしまったら?
では次に、子猫が成猫用のフードを食べてしまった!もしくは逆に成猫が子猫用のフードを食べてしまった!
そんな時に何か影響はあるのか?について調べていきたいと思います。
冒頭でも書きましたが、我が家のハクもお兄ちゃん猫達のカリカリをしょっちゅう横取りしていたし、天ちゃんは天ちゃんで、ハクの子猫用フードばかり盗み食いしていたなぁ…どちらも健康には問題なさそうだったけど。実際はどうなんだろう?
子猫が成猫用のご飯を食べた場合
子猫が成猫用のご飯を食べた場合はどうなるか。
先述した通り、含まれている栄養素については何も問題ありません。
問題は、栄養素の量。
成猫用のご飯では、肥満防止のために脂肪・脂質が抑えられています。また、ある程度の量を食べるであろう成猫を対象に作られているので、一粒あたりの他の栄養素も抑えられています。
するとどうなるか。いくら子猫が満腹になるまで食べたとしても、必要十分な栄養が摂取できません。
そしてその結果、成長不良や免疫力の低下、骨や内臓の発達不全が起きてしまったり、病弱な子になってしまう可能性が高まってしまうのです。
成猫が子猫用のご飯を食べた場合
逆に、大人のニャンコが子猫用のフードを食べてしまった場合はどうなるでしょうか。
この場合は先ほどとは逆で、栄養過多になり、肥満になりやすくなってしまいます。
肥満になってしまうと、関節や呼吸器、泌尿系の病気など、様々な病気に罹患するリスクが高まってしまいます。
また体重が増えすぎると麻酔も効きにくくなってしまう為、手術が必要になった場合でも手術自体が困難になる可能性もあります。
…とはいえイエネコの6割近くが肥満らしいですけど。
どちらのパターンも、一時的であれば問題はありませんが、長期に渡って年齢に合わないフードを与えるのは良くないようです。
それぞれのニャンコにあったフードをしっかりと与えるように気をつけなきゃ。
(っていっても我が家の子達はもうみんな成猫だけど…)
まとめ
今回は子猫用・成猫用のフードの違いについて調べてみました。
どちらも栄養素にはあまり違いはありませんが、成分量が違うんですね〜。
また、年齢に合わないフードを与えた場合のリスクについても、意外と高いものなんだなと言うことが分かりました。
やはり年齢別に分けられていると言うことは、明確な理由があるんですね。
ちなみに、僕と妻がかつてハクを動物病院に連れて行った時に『成猫用のフードばかり食べてしまう』と獣医師さんに相談した時は…
『健康に育っているなら別に大丈夫ですよ』
…との事でした。
…あまり気にしなくても良いのか?
(もちろん大人ニャンコが子猫用のフードを食べる時は肥満に注意!とは言われましたが)
まぁ、ある程度は気をつけなくちゃいけないけれど、ニャンコ達それぞれがストレスなく生きられるのが一番なのかも。
そんな事を考えながら今回は終わりたいと思います。
あ、そう言えばワンコの子犬用と成犬用のフードの場合も、栄養素の違いはあれど、基本的には同じそうです。(書くの忘れてた)
ではまた‼︎
今回の参考サイト:
キャットフードを子猫用から成猫用に切り替えるタイミングは? | Royal Canin JP
子猫用と成猫用のキャットフードの違いは?成猫用への切り替え時期は生後6~12ヶ月が一般的 | キャットフード勉強会
【獣医師監修】仔猫用フードから成猫用フードへの切り替え、いつ頃がベスト? | PECO(ペコ)
https://www.npf.co.jp/information/cat/cat1/cat1-1/3.html
子猫の成長に合わせた食事の与え方 | 子猫の育て方 | ねこと、もっと。-ユニ・チャーム ペット
【獣医師監修】猫の肥満は危険!?知っておきたいリスクとダイエット方法|プレミアムドッグフード・キャットフードのGPN
(我が家のご飯はこれでした↓↓)