どうも皆さんお疲れ様です。
スマホで「ゴーシ」と打とうとしたら、予測変換で「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」と表示されたゴーシです。
俺のスマホどないなっとんねん。
(ちなiPhoneSE)
さて、前回は国内大手の3メーカー、『ブリヂストン』『ダンロップ』『ヨコハマタイヤ』についての特徴と個人的なイメージをお伝えしました。
今回は、前回紹介しきれなかった大手メーカーである、
『ミシュラン』
『トーヨータイヤ』
『グッドイヤー』
の3メーカーについて紹介していきたいと思います。
ではいこう!
各メーカーの特徴とイメージ
では前回と同じく、さっそく各メーカーの特徴とイメージを紹介していきます。
今回もイメージについては主観が強めなので、参考程度に捉えてもらえればいいと思います。
ミシュラン
三つ星レストランでお馴染みの、ミシュランガイドを発行しているメーカーですが、元々はタイヤを製造・販売している世界シェア一位のメーカーです。
フランス発祥のメーカーで、現在ほぼ全ての自動車に採用されている「ラジアルタイヤ」という構造のタイヤを世界で初めて製品化した凄いメーカーでもあります。
あ、ちなみにミシュランのキャラクター、ミシュランマンの名前は「ビバンダム」です。(どうでもいい)
ミシュランタイヤの特徴は、トータルパフォーマンス。
何か一つの性能に特化させるわけではなく、総合的な性能バランスを重視しており、さらにその性能がタイヤを交換する最後の時まで続くことを目指して開発・製造されています。
(ブリヂストンとコンセプト近いかな)
では、そんなミシュランタイヤの個人的なイメージは…
「高性能で長持ち、安心感の高いタイヤ」
です。
僕自身、過去にミシュランタイヤを履いていましたし、現在も妻の軽自動車に装着しているほどお気に入りのメーカーであるミシュラン。
自分で使っていた体験や以前の仕事での販売・接客経験を合わせて考えると、タイヤも減りにくいしヒビ割れもしにくく長持ちします。
高速道路を走っていても安定感があり、ふらつくような感覚はあまり感じませんので、確かにトータルパフォーマンスに優れています。
ただ、(ヨーロッパ系のメーカー全般の特徴でもありますが)乗り心地は少し硬めです。
細かく言えば、タイヤが地面に当たる部分であるトレッド面が固めになっており、その代わりタイヤの側面(サイドウォール)が柔らかい作りになっています。
日本のメーカーのタイヤは全体的に、路面と接する部分もしなやかなゴム質になっている事が多いので、ブリヂストンなど日本メーカーのタイヤしか履いたことがない、という人には乗り心地が悪く感じるかもしれません。
また、これも個人的な感想ですが、快適性重視のタイヤを選んで履いても走行音は少し大きめ。高速道路だと特に顕著だと思います。
これは音に関する感覚が日本と海外では違う、と言うこともあるかもしれませんが、音が静かで乗り心地が柔らかなタイヤが好みであれば、他のメーカーのタイヤの方が良いかと思います。
(僕はハンドル握ってる時の安定感が好みなのでミシュラン推しですが)
トーヨータイヤ
日本のメーカーなのに、国内ではブリヂストンやヨコハマタイヤの陰に隠れがちなトーヨータイヤ。
しかし、実際は北米やヨーロッパではあのブリヂストンを凌ぐ売り上げと知名度を誇り、日本国内でもバスやトラックなど、業務用自動車タイヤでは高いシェアを持つ大手メーカーです。
乗用車用のタイヤでも、ミニバン向けに特化して開発されたミニバン専用タイヤ『トランパスシリーズ』を業界に先駆けて発売したり、空気要らずでパンクもしないエアレスタイヤ『ノアイア』というコンセプトタイヤを発表したりと斬新な発想と挑戦を続けている企業でもあります。
そんなトーヨータイヤのイメージは…
「低価格で堅実なタイヤメーカー」
です。
先に書いたブリヂストンやミシュランなどよりも比較的価格は抑えめですし、バスやトラックなどの事業用車両に強いこともあり作りも堅実です。なので、「価格や知名度の割に良いタイヤ」と言えます。(失礼)
またヨーロッパや北米での人気が高い為、それに合わせてかSUV向けのタイヤのラインナップが豊富でデザインもカッコいいタイヤが多く、特に本格的なSUVに乗っている方はトーヨーの指名買いが多かった記憶があります。
ただし、あくまで「価格やランクを考えると良いタイヤ」という意味であって、乗用車やミニバンタイヤで他メーカーの同ランク品と比べると快適性(音の静かさや乗り心地など)に関しては少し劣るイメージもあります。
もちろんトーヨータイヤにも他メーカーに負けない高性能なタイヤはありますが、その場合価格もしっかりしてきます。
業界の魁となったミニバン専用タイヤも今や国内のほとんどのメーカーが同じく専用タイヤを販売している為、堅実な作りではあるものの燃費や快適性などでは大きな魅力を発揮できていない印象があります。
どちらかと言うと欧州車やSUVに乗っている車好きの人で国産のタイヤを探している人や、なるべく低価格な乗用車用の国産タイヤを探している人向け、というイメージです。
グッドイヤー
ミシュラン、ブリヂストンに次ぐ世界3位のアメリカのタイヤメーカー。
黄色と青のロゴマークの飛行船や、モータースポーツでも「GOOD YEAR EAGLE」のブランドで知られています。
こと日本ではいち早くオールシーズンタイヤを積極的に展開・PRし、人気のメーカーとなりました。トヨタ車を初めて多くの日本車の純正タイヤにも幅広く採用されているので、馴染みのある方も多いかも知れません。
(オールシーズンタイヤは、1977年にグッドイヤーが世界で初めて発売しています)
またトーヨータイヤと同じく空気のいらないエアレスタイヤ、完全に球体のタイヤや路面に合わせて変形するタイヤなど、様々なコンセプトタイヤを発表している革新的なメーカーです。
そんなグッドイヤーの乗用車タイヤのイメージは…
「豊富なラインナップで好みのタイヤが選べるメーカー」
です。
…というか、良くも悪くもラインナップが多すぎて正直僕もよく分からない部分があります。(自分がカー用品店に居たころもほとんど取り扱ってなかったし…)
ただ、自分の印象としてはやはりスポーツ系のタイヤのラインナップが多いイメージがあります。
またかつて履いていた頃の記憶を思い出すと、乗り心地に関しては特段不満はありませんでしたし、グリップもしっかり。走行音も気持ちうるさいけど特に気にならない程度でしたので、タイヤとしては堅実で無難な性能のメーカーだと思います。
ただ、これもアメリカのメーカーの特徴ですが、ゴム質は少し硬めの印象。ひび割れも少し早いイメージがあります。
まぁ、広い国土を誇るアメリカを走るには、もちろん硬めのゴム質の方が減りにくいし、合ってはいるので、タイヤ作りとしては正解だと思います。
しかし日本においてはダンロップと同じく、距離を走る人には向いているけどチョコチョコ乗りの人であれば別メーカーの方がお勧めできるかも、というイメージですね。
(グッドイヤーのアジア圏向けのタイヤはダンロップと同じく住友ゴムが製造してるけど)
まとめ
さてさて、今回も紹介したメーカーの特徴とイメージをざっくりまとめていくと…
- ミシュラン…高性能で長持ちな優等生
- トーヨー…コスパ良しで堅実なタイヤ
- グッドイヤー…ラインナップが豊富で不満の少ない作り
となります。
前回と同じくタイヤ選びの際のヒントとしては、
- なるべく長持ちするタイヤが欲しい、少し硬めの乗り心地が好き、エコタイヤでもハンドリング重視な人…ミシュラン
- 大手メーカーでもなるべく低価格、またはSUVや欧州車ユーザーで国産のタイヤを探している人…トーヨー
- 色んなラインナップの中から自分の好みを探したい、または走行距離が比較的多めな人…グッドイヤー
こんな感じかな、と思います。正直、グッドイヤーは自分の中の引き出しが無さすぎて取り上げるのを迷いました…グッドイヤー好きな人、勉強不足でごめんなさい。
前回もそうでしたが、ここで話しているのは僕の個人的なイメージですし、走り方も乗り心地の好みも千差万別。
あくまで、タイヤ選びの際のきっかけになればいいかな〜、程度で捉えていただければと思います。(自己防衛)
まだまだ世界にはコンチネンタルタイヤやクムホタイヤ、ハンコック、ファルケンタイヤなど様々なメーカーがありますが、とりあえず一般的に知名度の高いメーカーは前回と今回取り上げた6メーカーくらいかと思います。
もしタイヤ選びに困った際は、このブログが少しでも参考になればと思います。
ではまた‼︎
関連リンク:日本ミシュランタイヤ公式サイト[MICHELIN] | 乗用車・商用車タイヤ、バス・トラック用タイヤ、ミシュランガイド