(画像引用:Pixabay)
どうもみなさんお疲れ様です。
何でもオンラインの時代なのに、好きなゲームは大体1人用のゴーシです。根っからの一匹狼。
(ちなみに本来の一匹狼は落ちこぼれの弱い狼らしいです。合ってるやん。)
さて、今回はまたもタイヤ関連のお話。
だいぶ寒くなってきたこの時期、問題になってくるのが車のタイヤ。
スタッドレスタイヤを履く人もいれば、オールシーズンタイヤがあるから大丈夫!な人。
タイヤチェーンで備えている人に、ノーマルタイヤで乗り切る人など、様々です。
今回は、このそれぞれの特徴を簡単にまとめながら、自分の生活にはどれがベストなのかを考えていきたいと思います。
冬タイヤの備えは必要なのか?
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そもそも、雪があまり降らない地域であれば冬の備えなんて要らないんじゃない?と言う人も多いです。(実際カー用品店に勤めていた時はしょっちゅう言われてました)
ぶっちゃけ、雪道や凍結路面を走らなければ必要はありません。法令や罰則も特にありませんので、「全く雪の降らない、道も凍結しない」地域に住まわれている場合は必要ないと言えます。
(※ただし寒いとゴムが固くなり、乾いた路面でも夏場より滑りやすくなるので注意!)
しかし、万一にも雪が降った場合。ノーマルタイヤで走行することは法令違反となり、罰金が課せられます。
(↓このサイトに分かりやすくまとめてあります)ノーマルタイヤでの雪道走行は違反に!都道府県別違反基準と対策は? | カーナリズム
また万一ノーマルタイヤで雪や凍結路面を走り、事故を起こしてしまった場合、過失割合が割り増しになってしまう事もあり得ます。
(↓ソースはこちら)
タイヤと過失割合 - 弁護士ブログ | みとみらい法律事務所
「雪が降ったら乗らない!」と決めていたとしても、家族のお迎えや病気など、どうしても出なければならない可能性もゼロではないので、もし少しでも雪が降る可能性がある地域であるならば、極力冬の備えはしておいた方がいいと思います。
(↓参考:雪道をノーマルタイヤで走った場合↓)
チェーン・スタッドレス・オールシーズンの特徴
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では本題。
冬の備えとしては、「タイヤチェーン」「スタッドレスタイヤ」「オールシーズンタイヤ」の3つが一般的ですが、結局どれが一番いいの?と言う疑問に答える前に、主な特徴を説明していきます。
タイヤチェーン
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- 雪や氷に対しては最強
- 逆に乾いた路面では最弱
- 安い(高くても3万円くらい)
- 着け外しが都度必要
- 取り付けには慣れが必要
- 乗り心地は悪い
特徴としてはこんな感じ。雪道や凍結路面に関しては、ハッキリ言って最強です。どれだけ高いスタッドレスタイヤでも敵いません。
しかも価格もスタッドレスタイヤと比べると圧倒的に安い。コスパ最強かよ。
…しかし一方、デメリットも確かに存在します。上に挙げた通り、まずは雪や氷がない場所では最弱です。
これは滑る滑らないではなく、雪や氷の無い場所を走ると、路面に打ち付けられたチェーンが切れてしまうからです。当然、切れたチェーンは使い物になりません。
その為、トンネル内や雪道・凍結路面を抜けた際には速やかに外さなければなりません。
で、また雪や凍結路面が来たら付け直さないといけません。めんどくさい…
チェーンの取り付けも若干の慣れが必要ですので、あらかじめ何度か練習しておかないと、寒さの中で震えながら何度も付け直すハメになってしまいます。
また、乗り心地もハッキリ言って悪いです。ガッチャンガッチャンうるさいし、めちゃ揺れます。
最近は金属製でない、布やゴム、樹脂製のチェーンなんかもありますが、基本的には同じです。乾いた路面で走り続けると、すぐに破れてしまったり、切れてしまいます。
スタッドレスタイヤ
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- 雪も氷も濡れた道も、乾いた路面もOK
- 乗り心地はチェーンより良い
- 高価
- 場所を取る
- 夏場や大雨は苦手
- 定期的に買い替えが必要
はい、次はスタッドレスです。昨今では最も一般的かもしれません。
1番のメリットは、やはり路面の状態を選ばないこと。
凍った路面での滑りにくさではチェーンに若干劣りますが、それでも最近のスタッドレスはかなり効きます。
何度か試乗会にも参加しましたが、カチカチのスケートリンクの上でも、しっかり発進・減速できます。
そしてチェーンと違い、路面が乾いていてもわざわざ付け替えたりする必要はありませんし、乗り心地はチェーンより格段に良いです。
晴れ・雨・雪・氷とどんな路面でも対応できるのが、スタッドレスの大きな強みです。
一方、欠点も複数あります。
まず、コスト面。チェーンどころか、夏用のノーマルタイヤと比べても高額になる場合がほとんどです。
またチェーンと比べて置いておくスペースが必要なこともデメリットの一つ。スタッドレスを履いている間はノーマルタイヤを、ノーマルタイヤを履いている間はスタッドレスを置く場所を確保しなければいけません。
どうしても置き場がない場合、タイヤ屋さんでタイヤを預かってくれるサービスもかなり普及してきましたが、やはり相応にコストがかかります。
さらに性能面でのデメリットとして、夏場と大雨に弱い、という面もあります。
どのような路面でも対応できるスタッドレスですが、対応できるのと得意・不得意は別の話。
スタッドレスは凍った路面も捉えられるように、柔らかいゴムが使われています。その為、路面が熱い夏場ではゴムの減りが早くなってしまいます。
またなるべく広い面で地面と接するように作られている為、雨水を吐き出すための溝がノーマルタイヤと比べて細くなっています。
その為、大雨の日など路面が水で覆われている場合は、ノーマルタイヤと比べてスリップしやすくなります。
他の欠点としては、定期的な買い替えが必要なこと。
スタッドレスもタイヤである以上、どうしても年数により硬くなったり、ゴムがすり減ってきてしまいます。
ゴムが硬くなってしまったり、すり減って溝が半分まで減ってしまうと、もはや冬用タイヤとしては使えなくなってしまう為、買い換える必要があります。
(ゴムの硬さについては個人では判断しにくいので、タイヤ屋さんで硬度計などを使って見てもらうのがオススメです。(寿命の目安としては5年前後))
オールシーズンタイヤ
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- 雨・晴れどちらもスタッドレスより強い
- もちろん雪道も問題なし
- 快適性は一番
- 場所を取らない
- 凍結路面は走れない
- 夏・冬それぞれの専用タイヤと比べると弱い
最後に、最近流行りのオールシーズンタイヤです。
オールシーズンタイヤはその名の通り、年中通して使えるタイヤとして作られており、晴れ・雨の日に加えて雪道の走破性も備えたタイヤ。
スタッドレスタイヤよりも雨の日に強く、しっかり止まる。晴れの日でも快適な乗り心地とグリップ力。さらに夏用タイヤよりも溝が深い為減りにくい。雪道でもしっかり雪を踏み固めて走れます。
スタッドレスよりもゴムがしっかりして硬めな為、揺れも少なく音も静かなタイヤが多く、価格もスタッドレスよりは少しお安め。(ノーマルタイヤよりは少し高いことが多いかも)
スタッドレスのように季節ごとにタイヤを変える必要もない為、場所も取りません。
ではそんなオールシーズンのデメリットは…ズバリ、性能面です。
具体的には、まずオールシーズンは雪道は走ることができますが、凍結路面は走れません。
一部、凍った路面も走行可能と謳っているタイヤもありますが、それでもスタッドレスやチェーンと比べると弱いです。
(実際、タイヤメーカーのホームページにも「凍結路面や過酷な積雪路はダメ」と書いてあります)
また乾いた路面に対しても、やはり晴れ・雨に特化した夏用のノーマルタイヤと比べると、燃費や快適性、グリップ力など劣ります。
この事から、ほとんどの路面には対応できるけれど、乾燥路や濡れた路面では夏タイヤに敵わず、深い雪道や凍結路ではスタッドレスに敵わない、という器用貧乏な一面があります。
まとめ
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さて、長々とくだらない説明を垂れ流してきましたが、最後に各タイヤ(チェーン)はどんな人に向いているかをまとめると、
タイヤチェーンが向いている人
・とにかくコスト重視!な人
・寒い中での取り付け・取り外しが苦でない人
・大雪が降ったり、凍結が多い地域に住む人
・冬の山道などを走る人
スタッドレスが向いている人
・チェーンの付け外しが面倒or苦手な人
・雪の降る地域に住んでいる人
・通勤や通学など、日常的に車を使う人
・安心して冬道を走りたい人
オールシーズンが向いている人
・雪がほとんど降らない、凍結もほぼない地域に住んでいる人
・季節ごとのタイヤの履き替えが面倒な人
・普段そんなに車に乗らない人
・タイヤを置くスペースなんてない!人
・普段走る道に坂道や橋があまりない人
こんな感じですかね。個人的な話をすると、昔はチェーンを使っていましたが、大雪の日にアホほど寒いなかでのチェーンの取り付けが嫌すぎて、スタッドレス派になりました。出勤前に朝早く起きてわざわざチェーン巻くのも面倒ですし。
オールシーズンも一瞬考えましたが、僕の住んでいる住宅街は日陰になるところも多く、雪が降った翌朝はところどころ凍結している場所があることに加え、仕事で帰りが遅くなったりすると路面が再凍結している場合もあるので、スタッドレスを選んでいます。
あ、ちなみに妻の軽自動車の分も買おうかと思いましたが、「ノーマルタイヤで十分」と妻に押し切られました。わんぱくゥッ!
今回の記事が少しでも誰かの役に立てば幸いです。
ではまた‼︎
今回の参考サイト:
ノーマルタイヤでの雪道走行は違反に!都道府県別違反基準と対策は? | カーナリズム