くろしろちゃとら

お姉さん犬と弟猫たちの日々、そして趣味の雑学ブログ

ワンコも想像で妊娠する⁉︎犬の偽妊娠について

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どうもみなさんお疲れ様です。

最近愛犬のシェリーが、僕よりニャンコの天にご執心の為、傷心中のゴーシです。

家庭内カースト最下位。

 

 

今回もまた我が娘シェリーのお話。

冒頭、シェリーが僕より天にくっついている、とお話ししましたが、それ以外にも変化があります。

それはなんと、シェリーのお乳が張り、さらには母乳まで出てくること!

 

なんでやシェリー…僕の知らないところで知らん男と遊んでたんか…

 

…と当初はショックを受けましたが、実はこれは毎年のこと。

妻曰く、どうやらシェリーは想像妊娠(偽妊娠)をしてしまう傾向があるそうです。

 

しかしワンコも想像妊娠とは…「ワンコにもあるんだ」くらいにしか思っていませんでしたが、冷静に考えたら、何かリスクや問題は無いのだろうか?(人間でもつわりなどの健康被害あるし)

 

気になったので今回も調べてみました!

 

ワンコの想像妊娠の特徴とは?

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ではまず、想像妊娠をしたワンコの特徴から調べていきます。

 

巣作り行動

布団やタオルなど柔らかいものを1ヶ所に集めて来たり、穴を掘ったり。

実際は妊娠していなくとも、ワンコも子育ての為の快適な巣作りに励むようになります。

また、お気に入りのぬいぐるみやおもちゃなどを我が子のように抱いたり側に置いて眠るようになります。

 

シェリーが最近、僕のベッドで穴掘りを頻繁に行っていたのもこの為だったのかな?

普段寝室には持ち込まないおもちゃのボールを加えて一緒に寝てたりもするので、まさにドンピシャです。

 

乳房が張り、母乳が出る

人間でも想像妊娠に伴って起こりうる症状、それがバストが張り、母乳が出るようになることです。

 

人間の場合は母乳まで分泌されるのはレアケースのようですが、ワンコの場合も重度な症状として、母乳が出るようになるそうです。

 

我が娘のシェリーも、母乳が分泌されてます。おかげでお腹周りのお毛けがしょっちゅうパリパリに…

シェリーちゃん、思い込み激しいタイプなのかしら。

 

お腹が膨らむ

人間と同じく、ワンコも想像妊娠によりお腹が膨らむ症状がみられるそうです。

…って言ってもワンコのお腹の場合は乳房とも場所が被ってるから分かりにくそう。

 

シェリーは、お腹の膨らみはそんなになさそうだけど…よく分からんな。

 

食欲不振

人間でも想像妊娠時には、つわりの症状が出ますが、ワンコも同様。

食欲不振になったり、嘔吐してしまうこともあるようです。

 

…シェリーはガッツリ残さず食べてるな。ママに似たのか…(取消線)

 

警戒心が強くなる

妊娠すると、我が子と母体を守る為、今までよりも些細なことにも神経質になります。

これは想像妊娠でも同じで、ワンコも警戒心が強くなり、攻撃性が強くなったりします。

 

シェリーの場合は…僕がシェリーのお尻を触るといつも以上に怒って来る気がするので、当てはまっているかも。(そもそも触るな)

 

 

ここまで想像妊娠をしたワンコの特徴的な症状を調べてみましたが…基本的には本当に妊娠した時と同様の症状が出るんですね。

まぁ、想像でも妊娠は妊娠だから当たり前か。

 

でもなんで、現実主義のワンコも想像妊娠をしてしまうんだろう?実はワンコも人間と同じくらい想像力が豊かなんだろうか?

 

ワンコの想像妊娠の原因とは?

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人間の場合は、妊娠に対して(良くも悪くも)強い思い、執着がある場合に想像妊娠を発症すると言われています。

では、ワンコの場合はどうなのでしょう?ワンコも同じく、子供が欲しいと強く願ったり、逆に妊娠したくないと考えたりするのでしょうか?

 

原因はホルモンバランスの乱れ

実は、ワンコの想像妊娠にはホルモンの過剰な分泌が原因となっています。(その為、正式な呼び名は想像妊娠ではなく『偽妊娠』と言うそうです。)

 

女の子のワンコと一緒に暮らしている飼い主さんはご存知かと思いますが、犬系彼女女子ワンコにも生理が来ます。

その生理が始まるとともに発情期に入っていきます。

この発情期中は、ワンコも妊娠に備えて女性ホルモンが積極的に分泌されるのですが、この量が高濃度かつ多すぎる場合(妊娠状態に近いくらい)は、先述した妊娠状態と同じような症状が現れるのです。

また、大きな病気という訳でもなく、自然現象に近いものですので、偽妊娠自体は特別問題視する事はないと思います。

 

意外と多い?ワンコの偽妊娠

このワンコの偽妊娠。実は程度の差はあれ、避妊手術をしていない女子ワンコは、どの子でも起こりえます。

特に軽い症状しか出ていない場合は、飼い主さんも気が付かない事が多いそうです。

 

確かに、母乳が出始めたりすれば流石に気がつくかもしれませんが、お腹が少し膨らんだとか急に巣作りをするようになった、くらいでは気が付かない事もあるかもしれませんよね。

 

また、一度でも発症してしまったワンコは、発情期ごとにこの偽妊娠も繰り返してしまいます。

我が家のシェリーもまさにその通り。年に2回ほど発情期を迎えますが、その度に偽妊娠を繰り返しています。

…まぁ、自然現象だと思っていたのでこれまであまり気にしていませんでしたが。

 

 

ワンコの想像妊娠の注意点は?

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さて、ここまでワンコの偽妊娠、いわゆる想像妊娠の特徴と原因について調べてきました。

 

しかし、この偽妊娠。先述した通り偽妊娠自体は自然現象に近いものですので大きな問題は起こりにくいのですし、そもそも2週間ほどで自然と治ります。

が、それでもリスク・注意点は0ではありません。

 

ここからは、偽妊娠に付随して起こりうる病気や問題点についても調べていきます。

 

乳腺炎

リスクその1。母乳が分泌される、つまり出ていくと言うことは、逆に細菌などが入りやすくもなるということ。

特にワンコの場合は違和感を感じ、自分でペロペロと舐めとってしまう事も多い為、そこから細菌が入ってしまうリスクも高くなります。

 

すると乳腺が炎症を起こしてしまい、熱を持ったり硬化してしまったり、痛みが出たりします。

重度になると、全身に熱が回ってしまったり、最悪の場合、乳頭が壊疽してしまう可能性もあります。

 

乳腺炎を防ぐためには、なるべく舐めさせない、そして乳房が張っている場合には柔らかいタオルなどを当てて軽くマッサージし、母乳が溜まったまま腐らないよう排出を促してあげる事が重要となります。

 

もし乳腺炎を発症してしまった場合は急ぎ獣医さんの元へ!

 

子宮蓄膿症

偽妊娠のリスクその2。妊娠中のワンコにも言えることですが、妊娠している(と勘違いしている)状態のワンコの子宮は、常に充血状態にあると言えます。

その為、細菌がお股から入り込み子宮が炎症を起こしやすい状態になっています。

 

特にワンコはお股とお尻(肛門)の距離が近いので細菌も入り込みやすく、お産を経験していないワンコや子供を産んでから年数が経っているワンコは発症しやすい傾向にあるようです。

 

症状としてはお股からの膿みや発熱、腫れが起こります。また膿が出ていなくとも、内部で進行している可能性もある為、生理後に2ヶ月以上食欲不振や腹部の膨張が続くようでしたら、即動物病院を受診しましょう。最悪の場合、子宮破裂や死に至る場合もあります。

 

性格の変化

母子共に守ろうとする本能的な行動のため、咎める事は難しいのですが、偽妊娠により性格が攻撃的になってしまうことがあります。

 

幸い我が娘シェリーはそこまで性格的に変わる事は無いのですが(元々妻に似てキツいのはあるが)、ワンコによっては飼い主さんに噛みついたり、暴れたりとする事があるようです。

 

対策としては…症状が落ち着くまで見守るくらいでしょうか。(あまり有用な対処法が見つからなかった)

 

最終的な予防策は?

恐ろしい上記のリスク。これを防ぐためには…避妊手術一択です。

 

避妊手術を行うことで、偽妊娠自体が起きなくなる為、上記の病気のリスクや、性格の変化、何より辛いつわりや食欲不振を抑えることができますし、発情期のストレスや性格の変化も抑えることができます。

 

その為、偽妊娠に関わるリスクを全て回避するためには、避妊手術が1番の対策となります。

 

まとめ

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今回はワンコの偽妊娠、いわゆる想像妊娠について調べてみました。自然現象ではあるものの、リスクがある事も確か。

 

対策としての避難手術については、賛否両論あると思います。

実際、我が家のシェリーもいつか子供を産ませたいと思い避妊手術を避けていましたが、すでに7歳。高齢にさしかかっています。

本当にシェリーの事を思えば手術を受けさせた方が良かったのかもしれません。

 

しかし、いつかシェリーが本当に好きな相手ができた時に可能性を奪いたくなかったのです。

しかしながら、シェリーのストレスや体の負担を考えれば手術を受けさせた方が良かったのも事実。

 

お乳が張り、だるそうにしているシェリーを見る度に若干の後悔を感じることも事実です。

 

何が正解なのかはそのお家、飼い主さんの考え方それぞれですので、『これが絶対!』という答えはないと思います。

 

中々に難しい問題ではありますが、今回の記事が少しでも想像妊娠に悩むワンコ、そして飼い主さんの助けになる事を祈ります。

 

 

ではまた‼︎

今回の参考サイト:

【獣医師監修】犬の偽妊娠(想像妊娠)とは?症状や原因、期間等について解説!|MOFFME

犬の偽妊娠とは?症状と原因、期間や対処法などを解説 | わんちゃんホンポ

犬の偽妊娠とは?想像妊娠とは違う?症状や対策まで徹底解説! | みんなのどうぶつ病気大百科

想像妊娠!?犬の偽妊娠と乳腺炎

犬も想像妊娠をする?偽妊娠の特徴やリスクを獣医師が解説 | ペトコト(PETOKOTO)

犬の生理(ヒート)とは?期間や注意点など犬の発情期を知る | ヒルズペット

犬の子宮蓄膿症ってどんな病気? 症状や原因、治療法を解説【獣医師監修】 - 犬との暮らし大百科

【獣医師監修】犬の避妊手術を徹底解説!費用やリスク・メリットは? | INUNAVI(いぬなび)

 

 

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