くろしろちゃとら

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パンクしたタイヤは修理or交換?パンク修理のメリット・デメリット

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(画像引用:Pixabay)

突然ですがみなさん、パンクした経験はありますか?

 

JAFによると、2022年4月1日から2023年3月31日までの一年間、パンク・バーストでの出動件数は、二輪・四輪合わせて約42万5千件

JAFの出動理由の第2位、出動理由の約20%に上ります。

(参考:ロードサービス救援データ(2022年度:年間) | JAF

 

JAFだけでこの数字なので、JAFを利用せず近場のガソリンスタンドやタイヤ屋さんなどで対応した、自動車保険のロードサービスで直してもらった、という分まで含めれば、もっと膨大な数になると思います。

 

僕が実際にカー用品店に勤めていた頃も、数多くのパンクした車の対応をしてきました。

 

車を運転している限り、常について回るパンクというリスク。多くの人は、交換ではなく修理していると思います。

 

今回は、パンクしたタイヤは本当に修理でいいのか?それとも交換なのか?についてお話していきます。

 

 

【パンク修理のメリット】

(画像引用:Pixabay)

まずは、パンク修理した場合のメリットについて挙げていきます。

 

1.金額が安い

なんといっても、タイヤを1本買うよりも断然安い‼︎

 

おそらく、多くの人がタイヤの交換ではなく修理を選ぶ理由がこれだと思いますし、個人的にも1番のメリットだと思います。

 

今の時代、軽自動車のサイズでも1本で1万は軽く越えるものが多いです。

しかし、パンク修理であれば大体2,000〜3,000円が相場です。

 

これだけの価格差があると、正直タイヤを購入するのがバカらしくなりますよね。

 

 

2.作業時間が短い

タイヤを交換する場合は、一度タイヤとホイールをバラして、さらに新しいタイヤを組み付けて、またバランスを取り直して…と、平均的に1本でも30分前後かかります。

 

しかし、パンク修理の場合は時間がかかったとしても10〜15分程度の事が多いです。

(もちろん異物の刺さり方により、20分以上かかる場合もありますが)

 

よほどタイヤ交換が得意な整備士でもない限り、パンク修理の方が作業時間は少なくて済むはずです。

 

3.空気漏れしなければそのまま使える

修理の方法にもよりますが、基本的には空気が漏れなければそのまま使う事ができます。日常使い程度であれば、問題なく走行できると思います。

 

 

他にも色々あるかもしれませんが、上記の3点が、パンク修理におけるメリットだと思います。

 

 

 

【パンク修理のデメリット】

(画像引用:Pixabay)

デメリットというよりリスクに近い部分もありますが…デメリットとしては以下の点が考えられます。

 

1.状態によっては修理不可

パンクは何でもかんでも直せるわけではなく、タイヤの状態によっては修理不可の場合があります。

 

具体的には、異物が刺さった(穴が空いた)場所、角度、大きさ。それから、タイヤ自体のひび割れや溝の深さなどなど。

 

あとは、一度パンク修理剤(泡タイプ)を使ってしまったタイヤも、修理は不可となりますし、タイヤの側面が擦れて削れてしまっている状態でも修理はできません。

 

意外と直せないパターンって多いんです。

 

2.タイヤ内部のダメージまでは分からない

これは修理方式によるので、全てのパターンに当てはまるわけではありませんが…

 

一般的に行われているパンク修理は外面修理と呼ばれる方式です。

 

外側からパンク修理剤を打ち込む修理方法で、安くて早い修理の仕方です。

 

その為、多くのガソリンスタンドやカー用品店などではこの方式が主流となっています。

(上記のメリットもこの外面修理の場合の話です)

 

しかし、この方式ではあくまで外側からの修理ですので、タイヤの内面がどれだけダメージを受けているのか分かりません

 

 

もしタイヤ内部のダメージが大きかった場合は、すぐに空気漏れが再発してしまったり、最悪バーストしてしまうリスクもあります。

 

タイヤの内側から修理する、内面修理という方法もあります。

 

しかし金額と時間がかかる上に、お店や業者によっては対応していない場合もある為、内面修理を希望する場合には予め直してもらう際に確認が必要です。

 

3.再発のリスク

個人的には一番のデメリットだと思うのが、このリスク。

 

パンク修理はあくまで応急処置。人間で言うと、傷口に絆創膏を貼っただけの状態に近いです。

 

特に外面修理の場合は、表から穴埋め剤を打ち込んでいるだけの簡易的な修理なので、再発のリスクが十分にあります。

 

内面修理の場合は、よりしっかりと穴を塞げますし、内側の状態も確認はできますが、それでもタイヤ自体は確実にダメージを受けています。

 

その為、一般道路を普通に走るくらいであれば問題ないとは思いますが、高速道路や山道、未舗装等タイヤへの負担が大きい道だとパンクが再発してしまうリスクが高くなります。

 

また、タイヤを履いてから3年以上経過している場合はゴムが硬化している可能性が高く、その場合はより再発のリスクが高まってしまいます。(弾力がなくなって外傷への耐性が下がっているため)

 

 

もし、高速道路を走行中にパンクしたりバーストしたりしてしまうと大事故にもつながりかねない為、走る道や速度には注意が必要となります。

 

 

以上が僕が考えるデメリットです。パンク修理はタイヤ交換よりも手軽な分、相応のリスクも背負うイメージです。

 

 

まとめ

(画像引用:Pixabay)

今回はパンク修理のメリット・デメリットについてまとめてみました。

 

この事から、パンク修理でもOKな場合とタイヤ交換した方がいい場合をまとめると…

 

パンク修理でOKな場合
  • 走る場所が一般道ばかりの場合
  • 人や物をそんなに載せない場合
  • どうしても急ぎの場合

 

逆に、修理ではなく交換したほうがいい場合は、

 

タイヤ交換の方がよい場合
  • レジャーや旅行にも車を使う場合(高速や山道も走る場合)
  • 家族や荷物をよく載せる場合
  • そのタイヤを買ってから3年以上経過している場合
  • アップダウンの大きい地域に住んでいる場合 など

 

人間と違い、タイヤは自然治癒できない為、どうしても一度穴が空いてしまうと強度が下がってしまいます。

 

パンク修理は手軽ですが、その分下がった強度が回復することはありません。

 

そして、自動車を走らせるのも止めるのも、全てタイヤがなければ成り立ちません。

 

 

だから、個人的にはタイヤが傷んだ場合には交換したほうが良い、というのが僕個人の考えなのですが…タイヤに限らず、昨今の値上げラッシュで家計に余裕がないのも確か。タイヤを買ったおかげで生活できなくなったら元も子もありません。

 

なので、パンク修理も選択肢の一つとしてはありかな、とも思っています。

 

 

ただし、もしパンク修理した場合には、それまで以上に安全に気を付けて運転するようにしましょう!

 

ではまた!

 

 

 

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