どうもみなさんお疲れ様です。
ボーリングの平均スコア70点台を叩き出したこともある、球技の神から見放されている男、ゴーシです。小学生以下です。
この世に於いて似て非なるもの。それは犬と猫の肉球。
以前、ワンコの肉球についての記事を書きましたが、今回はニャンコの肉球について。
ワンコの肉球とどう違うのかを調べてみました!
猫の肉球の役割とは?
まずは、ワンコと同じく肉球の役割から調べていきます。ワンコと同じなのか?それとも違うのか?ニャンコの肉球の役割とは!
1.クッションの役割
ニャンコの肉球はワンコと同じく、クッションの役割があります。
ワンコよりもプニプニで柔らかいニャンコの肉球は、よく高いところから飛び降りたり、走り回る際の足への衝撃を、このプニプニでしっかりと吸収しているんですね。
そしてもう一つ。クッションの役割を持つということは…消音効果もあるのです。
ニャンコはそもそも野生のハンター。このクッションのような肉球を持つことで、歩く際の足音を消し、獲物に気づかれずに接近するのです。(猫は持久力ないから接近するしかないもんね。)
実際、カチャカチャと足音を立ててやってきてくれるシェリーと違って、我が家のニャンコたちは足音も立てずにすぐ背後にいたりしますからね〜。
…僕を獲物だと思ってるわけじゃないよな?
2.ブレーキの役割
続いてはブレーキの役割。ワンコと同じく、ニャンコの肉球にも汗腺があり、少量ずつですが汗をかきます。
この少量の汗を滑り止め代わりに使う事で、細い足場を渡るときや、ダッシュからの急ブレーキ、急ターンに活用しています。
…我が家だとフローリングの床だから、それでも滑っちゃうけど。ごめんね、我が子たち。
3.手のひらの役割
最後に、人間で言う手のひらの役割です。
…と言っても、かなり様々にはなるのですが…
まず一つ目は、先ほど述べた「汗をかく」という事。人間でも手汗をかきますが、ニャンコもこの汗をかく事で体温調節をしています。
(ちなみに僕は手汗ビチャ男なので妻から手繋ぎ拒否されてます。)
次に、感触を感じる事。人間でも手のひらで、熱い・冷たい、硬い・柔らかいなど様々なことを感じますが、ニャンコも肉球でその情報を得ています。
さらに、人間の手と同じく、先ほどのブレーキ効果と併せて物を掴むこともできます。(これはワンコと比べて鎖骨の稼働範囲が広い、と言うのもありますけど)
また、肉球をペロペロと舐めて湿らせ、毛繕いしたりもしてますよね。
唾液で肉球をよりしっとりさせ、自分の舌が届かない顔周りや頭などをグルーミングする。
まるで手に唾をつけて寝癖を直すおっさんのような手ぐしような役割も、肉球は持っているのです。
(表現が汚い)
コンパクトにまとめる為にちょっと強引に詰め込みましたが、大体の役割はこんなところです。しかし、結構ワンコとの共通点も多いんですね〜。
ニャンコの肉球トラブルとは?
さてさて、次はワンコの時にも紹介した、肉球トラブルについて。ニャンコの肉球によくあるトラブルとは…
1.ケガ
ワンコだけでなく、もちろんニャンコでも固いものや尖ったものを踏んでしまうと怪我をしてしまいます。
いくら柔らかいクッションでも、さすがに切れない、破けない、と言うことはないので、イタズラ好きなニャンコがガラスの破片等で怪我をしないように気をつけましょう。
2.乾燥によるひび割れ
いつでもプニプニの肉球でも、環境によってはそうもいきません。やはり乾燥がひどい状況であれば、汗の分泌も間に合わなくなりカサカサになってしまうこともあります。
さらにその状態で走り回ったり、思い切りジャンプしようとすると、肉球が裂けて出血してしまうこともあります。人間で言う、あかぎれみたいな感じです。
肉球クリームなどで予防することができるので、気温が下がり汗をかきにくく、さらに乾燥する秋から冬場は特に気をつけないといけませんね。
…僕も顔が粉吹いてきたから気をつけなきゃ…
3.やけど・しもやけ
寒いのが苦手なニャンコ。この時期は、ストーブに近づきすぎたり、ホットカーペットに長時間居座りすぎて低温やけど状態になったりと、火傷のリスクが高まります。
また、ワンコと比べて寒さに弱いニャンコですので、冷たい路面に長時間いると、やはりしもやけを起こしてしまうこともあります。
ニャンコ自体、危機察知能力が高いのであまり心配はないかと思いますが、室内飼いの場合は暖房器具によるヤケド、外飼いの場合はしもやけと、冬場は特に肉球トラブルのリスクが高まります。
ちなみに僕はしもやけになったことはありませんが、しもぶくれです。
4.皮膚炎
免疫が弱まってくる冬場。これはニャンコも例外ではありません。
正確な原因は解明されていないらしいのですが、ニャンコの免疫力が下がってくると、「形質細胞皮膚炎」と言う肉球の皮膚炎を発症してしまうことがあります。
これは肉球が柔らかいまま腫れていき、その後は空気の抜けた風船のようにしぼんでしまい、さらに進行すると潰瘍ができたり出血したりしてしまう病気。
自然治癒することもあるそうですが、もしニャンコの肉球が腫れているようであれば、早めに獣医さんの診察を受けましょう。冬はやっぱり弱るから。
ニャンコの肉球トラブルで代表的なものは以上ですが、結構ワンコと共通する部分も多いですね〜。
あ、そうそう!そういえばワンコもニャンコも、肉球が水虫になる事があるそうですのでお気をつけを!(人にもうつるし、人からもうつるそうです。)
まとめ:ワンコの肉球との違いとは?
それではようやく本題の、ワンコとニャンコの肉球の違いについて。
…と、言っても役割にしてもトラブルにしても共通項が多いのですが、その大きな特徴をまとめると以下のようになります。
犬の肉球
- 猫よりも暑さや寒さに強い
- 猫よりも硬く、分厚い
- どんな路面も捉えられるようにザラザラしている
猫の肉球
- 高いところから飛び降りても大丈夫なクッション性
- 足音を消す、遮音性
- 物を掴んだり、毛繕いに使える柔軟性
ワンコの場合は祖先がオオカミであり、雪が積もる山の中でも生き抜けるよう、走りやすさと耐寒・耐熱性に特化した作りになっています。
一方、ニャンコの場合、祖先は温暖な気候に生きるリビアヤマネコ。暑い中でも体温調節をする為に汗腺が発達し、犬より柔らかくてしっとりな肉球が作られました。
また、狩りの仕方の違いから、音を立てず、また木の上などから飛び降りても大丈夫なようにクッション性に富んだ肉球となっています。
細かな違いはまだまだ沢山あると思いますが、分かりやすくまとめるとこんな感じかなと思います。
正直、足跡だけを見たらどっちがどっちと見分けがつきにくいほど似ている両者の肉球ですが、ルーツの違いにより、発達した部分に差が出ているんですね。
しかし今回調べた事で、ワンコニャンコ問わず冬場の肉球ケアは大事だと言う事が分かりました。特に乾燥しないように、肉球クリームも用意しなきゃかな…冬はやっぱり弱るからまたAmazon探そ。
ではまた‼︎
今回の参考サイト:
【獣医師監修】猫の肉球はかわいいだけじゃない!役割や色と毛の柄・性格の関係性などを徹底解説!
猫の肉球を解説!構造や役割、病気からケアの方法まで | ねこちゃんホンポ
猫の肉球はなんのためにある? 役割やケアについて獣医師に聞いてみた | となりのカインズさん秋冬は特に気をつけて!猫の肉球に起こる病気3つ | ねこちゃんホンポ
猫の肉球がぷにぷにの理由!犬の肉球との違いを解説します | ねこちゃんホンポ犬と猫の肉球の違いを知ろう | わんちゃんホンポ
↓↓ランキングも参加中です↓↓